「山田洋次 スリップウェア展 再現と新生」(~10/29迄)の4日目。
イギリスの古典的なスリップウェアの再現を試みた今展の作品。当時オーブン料理に使われた大皿で、今展でも45cmほどの大きなサイズも出品されています。民衆の生活の中で使われた実用のゆったりとした素朴な風合いが人の心を惹きつけます。
古いのスリップウェアの魅力のひとつに柔らかな質感があります。これはガレナ釉と呼ばれる含鉛鉱物を使った低温焼成によって生まれます。含鉛鉱物は中東の古い器から、イタリアのマジョリカ、オランダのデルフト、フランスの軟陶等、欧州でも広く使われました。それらに共通するのは、その柔らかな釉薬の魅力です。現在では鉛を含有した釉薬は食品衛生法上使用することが出来ませんので、食器ではなく観賞陶器として扱われるようになっています。
今回の山田さんの古典スリップウェアもこの方法に倣って、その質感を再現しています。実用の制限はありますが、いまだに欧州アンティークの器のブームを見ると、その魅力は捨てがたいものがあるのでしょう。ぜひ今展の山田さんの古典スリップウェアも、この質感をお確かめ頂ければと思います。
※ご紹介のものには売約品も含まれております。
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山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作
イギリスの古典的なスリップウェアの再現を試みた今展の作品。当時オーブン料理に使われた大皿で、今展でも45cmほどの大きなサイズも出品されています。民衆の生活の中で使われた実用のゆったりとした素朴な風合いが人の心を惹きつけます。
古いのスリップウェアの魅力のひとつに柔らかな質感があります。これはガレナ釉と呼ばれる含鉛鉱物を使った低温焼成によって生まれます。含鉛鉱物は中東の古い器から、イタリアのマジョリカ、オランダのデルフト、フランスの軟陶等、欧州でも広く使われました。それらに共通するのは、その柔らかな釉薬の魅力です。現在では鉛を含有した釉薬は食品衛生法上使用することが出来ませんので、食器ではなく観賞陶器として扱われるようになっています。
今回の山田さんの古典スリップウェアもこの方法に倣って、その質感を再現しています。実用の制限はありますが、いまだに欧州アンティークの器のブームを見ると、その魅力は捨てがたいものがあるのでしょう。ぜひ今展の山田さんの古典スリップウェアも、この質感をお確かめ頂ければと思います。
※ご紹介のものには売約品も含まれております。











山田洋次 スリップウェア展 ~再現と新生~
2017年10月21日(土)~29日(日) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図


山田洋次プロフィール
1980年 滋賀県東近江市生まれ
2002年 信楽窯業試験場小物ロクロ科修了
2007年 渡英 Lisa Hammond (Maze Hill Pottery) に師事
2012年 滋賀県信楽町にて築窯
2017年 現在、同地にて製作