
5月11日(土)から18日(土)に開催する「豊増一雄 展 文人趣味」のご案内です。
中国で明代に広まった煎茶文化。それは単にお茶を飲むだけでなく、詩や絵画や工芸品を含めて楽しむ、いわゆる文人趣味の中にありました。豊増さんの作る茶器は、そんな文化香る品格を備えています。
豊増さんは上海で生まれ、10歳まで中国本土で育ちました。中国残留孤児であった実父・晏正さんは、中国・江西省の景徳鎮陶瓷大学で教師を務められた方です。その出自から見れば、中国で生まれた青花(染付)や白瓷、青瓷の原点を求める豊増さんの在り方は、必然的な帰結のように思えます。さらに自身の作る茶器に寄せる思いは、道具を越えて風雅な文化に通じる生き方でもあります。
今展では煎茶器、中国茶器をはじめ、初期伊萬里、古染付、祥瑞、青瓷などの古典を彷彿させる器の数々をご覧頂けます。また茶器を使い織田流煎茶道の朝田南香さんによるお茶会も開催いたします。新緑の美しい季節です。どうぞこの機会にお出掛け下さい。店主
プロフィール
1963年 中国上海市生まれ
1990年 京都府立陶工訓練校 修了
1990年 八世高橋道八に師事
1994年 同地にて陶房七〇八を開窯
2019年 現在、佐賀県有田町にて作陶
豊増一雄 展 文人趣味
2019年5月11日(土)~18日(土)会期中無休
営業時間 11時~18時
作家在廊日 5月11日・12日
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市小仙波町1-7-6)
お茶会のご案内
豊増さんの茶器を使ったお茶会を織田流煎茶道の朝田南香さんにお願いしました。楽しい時間をお過ごしください。
5月12日(日)
1)11:30~12:30 2)13:30~14:30 3)15:30~16:30
各回3名 お一人様3000円
「豊増茶会」をタイトルにしてお名前・希望時間・人数・連絡先を明記のうえ「utsuwanote@gmail.com」までお申込み下さい。
