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「藤田佳三展 黄泉の豊穣」6日目

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「藤田佳三展 黄泉の豊穣」の6日目。



藤田佳三さんの鉄彩の壷・高台鉢・花入。表面に線彫りで模様をつけ、その中に鉄彩を施し、灰釉を掛けて焼いています。今展の鉄彩シリーズは、弁柄と鬼板の鉄分を強く出し、上釉も松灰やイス灰を含めることで褐色の模様を滲ませ流しています。安南手の染付の呉須の滲みを「泣く」と表現することがありますが、この藤田さんの新たな取り組みの鉄彩も線彫りの枠から流れた大きな「泣き」が見どころでしょう。東南アジアの古陶には黒褐色の鉄釉も多く用いられていますから、安南手を得意とする藤田さんにとって、青絵や赤絵に加えて、茶色の作品が加わることはバランスの取れた展示構成となるのです。




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【藤田佳三展オンラインストア】公開中
6月12日(日)23時まで
https://utsuwanoteshop.stores.jp/


藤田佳三展 黄泉の豊穣

2022年6月4日(土)~12日(日) 
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄 
ギャラリーうつわノート 
埼玉県川越市小仙波町1-7-6


プロフィール
1963年 京都市生まれ
1982年 京都市銅駝美術工芸高校卒業
1986年 京都芸術短期大学陶芸専攻科修了
1987年 小川文斎氏に師事
1990年 兵庫県丹波立杭にて修行
1993年 京都府亀岡市にて独立開窯
2022年 現在、同地にて制作



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