「佐古馨展 Rolling Stone」の3日目。
佐古馨さんの木皿です。今展は花器や大皿など大型作品が多く並んでいますが、このような日常向きの皿や椀も合わせて展示しております。これらの皿は21cm~30cm程で食卓で使い易いサイズです。
昨今の旋盤加工による木器は「割れ、欠け、反り、斑」など本来なら木の負の要素を、むしろ見どころとして取り入れることが多く見られます。一種のトレンドともいえる現象ですが、これを陶磁器に置き換えるなら窯変、貫入の染み、石はぜ、歪みなどに相当するでしょう。整った人為的造作から解放され、自然素材ゆえの変化を受け入れる。そこに情緒性を見出す。茶の湯の世界では一般的な見識ですが、これが木工の世界にも普通の感性として広がってきているのが現状でしょう。
御年63歳の佐古さんが、この感覚をご自身の器に取り入れるのは、現在進行形の作家という証左であるとともに、以前よりプリミティブな造形作家としての結節点でもあるように思います。
本日より佐古馨展のオンラインストアの準備を進めており、7月6日(水)20時より公開予定です。
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佐古馨展 Rolling Stone
Kaoru Sako Exhibition A rolling stone gathers no moss.
2022年7月2日(土)~10日(日)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
挿花 片桐功敦
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6(地図)
佐古馨/Sako Kaoru 略歴
1958年 大阪府生まれ
1982年 近畿大学農学部卒
1991年 大阪にて初個展
その後版画、彫刻展示会
2000年 ニューヨークにて個展
2006年 木の器づくりを始める
2022年 現在奈良県生駒郡にて制作
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佐古馨さんの木皿です。今展は花器や大皿など大型作品が多く並んでいますが、このような日常向きの皿や椀も合わせて展示しております。これらの皿は21cm~30cm程で食卓で使い易いサイズです。
昨今の旋盤加工による木器は「割れ、欠け、反り、斑」など本来なら木の負の要素を、むしろ見どころとして取り入れることが多く見られます。一種のトレンドともいえる現象ですが、これを陶磁器に置き換えるなら窯変、貫入の染み、石はぜ、歪みなどに相当するでしょう。整った人為的造作から解放され、自然素材ゆえの変化を受け入れる。そこに情緒性を見出す。茶の湯の世界では一般的な見識ですが、これが木工の世界にも普通の感性として広がってきているのが現状でしょう。
御年63歳の佐古さんが、この感覚をご自身の器に取り入れるのは、現在進行形の作家という証左であるとともに、以前よりプリミティブな造形作家としての結節点でもあるように思います。
本日より佐古馨展のオンラインストアの準備を進めており、7月6日(水)20時より公開予定です。










佐古馨展 Rolling Stone
Kaoru Sako Exhibition A rolling stone gathers no moss.
2022年7月2日(土)~10日(日)
営業時間 11時~18時 最終日は17時迄
挿花 片桐功敦
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6(地図)
佐古馨/Sako Kaoru 略歴
1958年 大阪府生まれ
1982年 近畿大学農学部卒
1991年 大阪にて初個展
その後版画、彫刻展示会
2000年 ニューヨークにて個展
2006年 木の器づくりを始める
2022年 現在奈良県生駒郡にて制作

