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12月3日から11日まで開催する「森岡成好展 うつわと言葉」のお知らせです。
和歌山県高野山の麓にある森岡成好さんのお住まいを訪ねると自筆の書が仕事場や居間の柱や壁に貼られています。格言、自由律の句、漢詩など、ご自身に向けた言葉が暮らしの中で馴染むように掲示されているのです。「字は人を表す」とか「書は心画なり」と言われるように、和紙からフレームアウトした豪快な墨跡は、まさにシゲさんのお人柄そのものです。
そんな言葉を彫り込んだ焼き物を過去の展覧会で何度も展示してきました。ぐい呑みの中の山頭火の言葉。皿や鉢に書かれた芭蕉や良寛の言葉。台皿に書かれた李白の言葉。花入に書かれた世阿弥の言葉。その意味がすぐに分からなくても、焼き物の質感と文字が相まった器は、見ただけでも味わい深く、さらにその内容を知ればしみじみと感じ入ることが出来るのです。シゲさんが選ぶ詩や句は、決しておしつけがましくなく、自己を振り返る思いであったり、人生の無常を説いていたり、やがて受動的に使う人に大切な意味をもつようになるのです。
そんな言葉と焼き物が一緒になった器をいつかまとめて展示してみたいと思っていました。今の時代は言葉の重要性は低くなっていますが、シゲさんのうつわと言葉を知れば、誰もが励まされるように思うのです。今展では、そんな言葉の入った焼き物や墨書きをテーマに展示します。自分自身に響くうつわと言葉と出会える機会になることを願っております。店主
※尚初日に予定しておりました森岡さんの在廊は、本人のお申し出(コロナ禍、体調)により残念ながら中止となりました。楽しみにされておられた皆様にお詫びいたします。
森岡成好 展 うつわと言葉
2022年12月3日(土)~11日(日)
11時~18時 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
略歴
1948年 奈良県生まれ
1970年 米国で映画製作技術を学ぶ
1973年 和歌山県天野に築窯
2022年 和歌山県かつらぎ町にて制作
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上段
世阿弥「花」
種田山頭火「分け入っても分け入っても青い山」
「窯鳴 火炎 照我」
良寛「天上大風」
下段
種田山頭火「しぐるる土をふみしめてゆく」
松尾芭蕉「格に入り、格を出でて初めて自在を得べし」
吉田一穂「鳥跡汀 拾流木 焼魚介 勺濁酒 濤声騒 波蝕洞」
「一所不住」