


10月21日(土)から始まる「安永頼山 展 古唐津再考」に出品する絵唐津茶盌(口径122・73mm)です。
今展のタイトルでもある「古唐津再考」への安永頼山(らいざん)さんの思いを引用させて頂きます。
以下(安永頼山さんの投稿記事より @yoriy0409)
古唐津という言わば基本の型にいま一度自らを落とし込み、そこから自分の唐津をまた一から組み立て直したい。そう思い立ちました。古唐津は砂岩が原料と言われています。今年に入りその砂岩による制作に取り掛かったわけですが、原料探しにはじまり何もかもが手探り。短期間にどこまでの完成度に仕上げる事が出来るのか全くの未知数でしたが、思い立ったらやらないと気が済まない困った性分なもので、このたびの個展に向け制作に取り組んできました。今まで用いてきた粘土との性格の違いに戸惑いましたが、窯を重ね漸く少し砂岩という原料の扱いが分かってきました。荒削りでまだまだ詰めきれていませんが、区切りとしてひとまずの到達点です。今年はこの仕事にのめり込み、ほぼほぼ引きこもりでした笑。そのため各方面に数多くの不義理がありました事、この場を借りお詫び申し上げます。今展の出品作は無地唐津と絵唐津の茶盌(20数点の予定)とぐい呑のみ。いつもにも増して地味な花も紅葉もない展示風景となりそうですが、日月さんの呈茶席が花を添えて下さいます。
以上
安永頼山 展 古唐津再考
2023年10月21日(土)~28日(土) 会期中無休
作家在廊日 10月21日 呈茶 10月21日午後
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
プロフィール
Raizan Yasunaga Profile
1970年 島根県益田市生まれ
2001年 田中佐次郎氏に師事
2003年 藤ノ木土平氏に師事
2008年 登り窯を築窯し独立
2013年 田中佐次郎氏命名の「頼山」に改名
2023年 現在、佐賀県唐津市北波多にて制作
呈茶会のご案内
安永頼山さんの茶盌を通して茶の湯の世界をご体験頂ける機会です。茶人 日月さんによる15~30分程度の簡易的な茶席となります。当日午後13時~17時の開催予定。経験者に限らず初心者の方も気軽にご参加ください。
日時:10月21日(土)
13時の回(満席)
14時の回(空き有)
15時の回(空き有)
16時の回(満席)
茶席代:1000円(お一人様)茶一服+お菓子
場所:ギャラリーうつわノート
申込み:うつわノートオンラインストアで承っております。
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
茶人 日月(じつげつ)
京都で古儀茶道 藪内流を学ぶ。現在小田原を居に、近代茶人 松永耳庵の邸宅で茶会を毎月開催。茶の湯を通して心の豊かさを探究している。

