









「うつわノート展」の4日目。
うつわノート展を開催中です。本日より今展で初めてご参加頂く4人の作家さんをご紹介して参ります。
まずは岐阜県高山市で作陶されている市川恵大(いちかわ・けいた)さんです。今展では大きく2つのラインの作品をご出品頂いております。ひとつは、鉄分のない白土を野焼きして焼成痕を景色にした白色土器。もうひとつは、呉須を下地に塗り、それを溶かして青い溜りを見どころにした流彩の皿や鉢。白色土器は水墨画のように、流彩の皿は水や空の景色を意識して作っているそうです。
生まれは愛知県豊橋市。若い頃は舞台に興味があり、高校を卒業してから東京の演劇学校に通い、その後北海道の富良野塾で舞台を学びました。北海道で演劇を学んだ後に、自転車で全国旅をし、四国でお遍路をする中で自然と繋がる仕事に就きたいと思い始めました。そんな中、東京の博物館で長次郎の大黒を見て刺激を受け、陶芸を志し、多治見市の工業高校で陶芸の基礎を学びました。多治見で学んだ技術をもとに、伊賀の長谷園で土鍋の職人として働き、35歳にして地元 豊橋に戻り、作家として独立しました。2021年に現在の岐阜県高山市の古民家に移住し、奥まった陰影、水と光を器に映しながら、まさに自然と繋がる暮らしを体現しています。
【うつわノート展】
2024年4月6日(土)~13日(土)
11時~18時まで 最終日は17時まで
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
電話 049-298-8715
メール utsuwanote@gmail.com
地図