









「芳賀龍一展 焼物イノベーション」の7日目。ようやくお日様がでました。太陽さんこんにちは。
写真作品は珍しいもの。「かなぐされ」と呼ばれるもので、土中に長い年月埋まっていた木の根の周りに付着して固まった鉄分の強い筒状になった陶土です。通常は粘土から取り除かれる不要なものらしいですが、芳賀さんはこれをこつこつと丹念に集めて焼成し、数珠状に糸で繋ぎました。糸を通す筒の穴も自然に出来たそうで、土の不思議な造形です。原土を掘る過程で時々出会う「かなぐされ」ですが、自ら掘っていること、そしてその造形的面白さに目を向けることが芳賀さんらしさでしょう。造形せずして、自然の不思議を借りる。これもまた面白いです。オンラインストアでは未紹介作品です。
【芳賀龍一展オンラインストア】
https://utsuwanoteshop.stores.jp/
販売期間:10/13 23:00迄
【芳賀龍一展 焼物イノベーション】
2024年10月5日(土)~12日(土)
11:00~18:00 最終日は17時迄
ギャラリーうつわノート
埼玉県川越市小仙波町1-7-6
【略歴】
1984年 福島県会津若松市生まれ
2010年 武蔵野美術大学大学院彫刻コース卒業
2013年 栃木県芳賀郡益子町に築窯
2024年 現在、益子町にて製作
