
「熊谷幸治 展 ~縄文の力~ 」 の5日目。
縄文は文字通り、縄の目がつけられた文様ですが、縄文時代の中期以降は、それに留まらず、粘土の貼り付け、道具による掻き落とし・透かし彫り・磨り消しなど多様な技法で装飾が施されています。その豊富なパターンを見ていると、模様という表層だけでなく、もっと深い精神的な豊かさを感じるのです。合理的に洗練された弥生の形の方が、一見すると文明が進化したように思えますが、心の豊かさという点では、むしろ縄文時代の方が進んでいたのではないかと感じます。
熊谷幸治 展 ~縄文の力~
2015年8月1日(土)~11日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00
作家在廊日 8月1日(土)・2日(日)・11日(火)
ギャラリーうつわノート (埼玉県川越市) 地図


熊谷幸治プロフィール
1978年 神奈川県生まれ
2003年 武蔵野美術大学工業デザイン陶磁科卒業
2003年 土器作家として独立
2015年 現在、山梨県上野原市にて制作