




「田村文宏展 東南アジア古窯巡礼(こようじゅんれい)」(5/11~21)の9日目。会期は残すところあと2日となりました。写真は盤口瓶と呼ばれる壺など。力強い造形です。田村さんの器は、このような土着的な芯の強さがあります。東南アジアの器に魅かれるのも、そういったモノとしての安定した存在感があるからではないでしょうか。研ぎ澄まされた中国陶磁と違い、素朴で温容な馴染み易さ。そこには、器という道具と人の生活の繋がりを感じます。カンボジアでの窯造りのサポートや、周辺国の古い窯場巡りの経験が、田村さんの器づくりの根っこにあります。それはインドシナ半島の古陶の外形的な要素と共に、その国の人の生活に密着した器の在り方に啓発されているように思います。
田村文宏展 東南アジア古窯巡礼(こようじゅんれい)
2013年5月11日(土)~21日(火) 会期中無休
営業時間 11:00~18:00
作家在廊日 5月11日(土)・12日(日)・21日(火)
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図

