「 小嶋亜創 展 ~下手の美~ 」(~12/7迄)。会期は残すところ2日となりました。
本展の副題は「下手の美」。柳宗悦たちが民藝という言葉を生み出す以前は、「下手もの」や「雑器」などと称していました。何分にも誤解を生み易い表現だけに、あらためて民衆的工芸を意味する「民藝」という造語を決めました。
今、民藝というと狭義には由緒ある団体が指す地域の仕事を言う場合が多いでしょう。それらの窯元は古い時代から続くものもありますが、実は戦後一旦途絶えて復興したところや、新たに作られたところもあるのです。民藝の思想と地域に残る民芸のスタイルに矛盾を感じることがあります。
外形的な民藝だけでなく、思想的な民藝の実践から見ると、むしろ個人の作り手にそれが継承されていることも多いように思います。「作家性」が含まれる点に於いて、これにも矛盾が生じますが、しかし「無事の美」や「無碍の美」を求める姿勢という観点から、それは生きている思うのです。
小嶋さんのお仕事を見ていると、そう感じるのです。
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小嶋亜創展 ~下手(げて)の美~
2015年11月28日 (土)~12月7日 (月) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図
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小嶋亜創プロフィール
1978年 京都で生まれ、長野県上田市で育つ
1997年 百姓を目指し全国の農家に居候しながら旅をする
2000年 独学で作陶を始める
2004年 長野県大町市に移住し半農半陶の生活を営む
2015年 現在、同地にて百姓と陶芸の日々を過ごす
本展の副題は「下手の美」。柳宗悦たちが民藝という言葉を生み出す以前は、「下手もの」や「雑器」などと称していました。何分にも誤解を生み易い表現だけに、あらためて民衆的工芸を意味する「民藝」という造語を決めました。
今、民藝というと狭義には由緒ある団体が指す地域の仕事を言う場合が多いでしょう。それらの窯元は古い時代から続くものもありますが、実は戦後一旦途絶えて復興したところや、新たに作られたところもあるのです。民藝の思想と地域に残る民芸のスタイルに矛盾を感じることがあります。
外形的な民藝だけでなく、思想的な民藝の実践から見ると、むしろ個人の作り手にそれが継承されていることも多いように思います。「作家性」が含まれる点に於いて、これにも矛盾が生じますが、しかし「無事の美」や「無碍の美」を求める姿勢という観点から、それは生きている思うのです。
小嶋さんのお仕事を見ていると、そう感じるのです。

















小嶋亜創展 ~下手(げて)の美~
2015年11月28日 (土)~12月7日 (月) 会期中無休
営業時間 11時~18時
ギャラリーうつわノート(埼玉県川越市) 地図


小嶋亜創プロフィール
1978年 京都で生まれ、長野県上田市で育つ
1997年 百姓を目指し全国の農家に居候しながら旅をする
2000年 独学で作陶を始める
2004年 長野県大町市に移住し半農半陶の生活を営む
2015年 現在、同地にて百姓と陶芸の日々を過ごす