「牟田陽日　九谷未来形」　ぐい吞み

「牟田陽日　～九谷未来形～」の6日目。

本日ご紹介するのは、ぐい吞み3選。

牟田さんの真骨頂でもある、手びねりの器胎に描いた作品です。馬や鳳凰や龍という古典的モチーフを選びながら、若々しく鮮やかな色遣い。手で造形された動的なフォルム。正面から回転させながら立体的に絵が繋がるパノラマ観を演出しています。部分的に隆起したところを岩や根として活かすレリーフ的造形も見どころでしょう。

下書きはあたりをつける程度で、直に仕上げの絵を描いていくそうです。そう聞くと、一見、即興的な形や筆の流れに見えますが、色絵を焼き付けるためには、計画的に色の順番を決めながら彩色し、焼成する必要があります。段取りを踏みながらも、伸びやかさを失わず。小品ながら、きっと密度の濃い筆致の世界に引き込まれることでしょう。

（全てご売約品となっておりますが、会期中はご覧頂けます）

　青釉走馬図ぐい吞み　売約品

　龍図ぐい吞み　売約品

　赤絵鳳凰図ぐい吞み　売約品

　赤絵鳳凰図ぐい吞み　売約品

牟田陽日　～九谷未来形～
2016年3月5日（土）～14日（月）　会期中無休
営業時間 11時～18時　
ギャラリーうつわノート（埼玉県川越市）　地図

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牟田陽日（むたようか）プロフィール
1981年　東京都生まれ
2008年　ロンドン大学ゴールドスミスカレッジファインアート科卒業
2012年　石川県立九谷焼技術研修所卒業
2016年　現在、石川県能美市にて制作