「森岡成好展 南の島土」の5日目。
石垣島の東中腹部の大里の採った土。堆積粘土層で中から貝殻が出てくるそうです。地質資料を読むと赤黄色土壌らしく、鉄分が多い土で、還元で黒く、酸化で赤く発色します。
今展の大里の土は還元炎によって黒く発色した渋い焼き上がりです。しかし黒色の中に複雑な変化が表れており、土と炎が織り成す奥行を感じます。
無骨で無口。しかし長く付き合えば饒舌。主役ではないけれど、それを上回る存在感のバイプレーヤー。そんな人、居ますよね。人生は両面のコントラスト、図と地の関係で成り立っています。きっとこの黒には華のある花や料理が映えることでしょう。
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黒丸壺 石垣島・大里 H30 φ32cm
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黒板皿 石垣島・大里 W46 D19 T4cm
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黒大皿 石垣島・大里 φ36 H9.5cm
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黒花入 石垣島・大里 H22 φ12cm
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黒台皿 石垣島・大里 H12 φ19cm
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黒碗 石垣島・大里 H9 φ13cm
森岡成好展 南の島土
The Clay of South Sea Islands
2019年12月7日(土)-15(日)会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
略歴
1948年 奈良県生まれ
1973年 和歌山県天野に築窯
2010年 石垣島に築窯
2019年 現在、和歌山県かつらぎ町にて制作
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石垣島の東中腹部の大里の採った土。堆積粘土層で中から貝殻が出てくるそうです。地質資料を読むと赤黄色土壌らしく、鉄分が多い土で、還元で黒く、酸化で赤く発色します。
今展の大里の土は還元炎によって黒く発色した渋い焼き上がりです。しかし黒色の中に複雑な変化が表れており、土と炎が織り成す奥行を感じます。
無骨で無口。しかし長く付き合えば饒舌。主役ではないけれど、それを上回る存在感のバイプレーヤー。そんな人、居ますよね。人生は両面のコントラスト、図と地の関係で成り立っています。きっとこの黒には華のある花や料理が映えることでしょう。






森岡成好展 南の島土
The Clay of South Sea Islands
2019年12月7日(土)-15(日)会期中無休
ギャラリーうつわノート 埼玉県川越市小仙波町1-7-6 地図
略歴
1948年 奈良県生まれ
1973年 和歌山県天野に築窯
2010年 石垣島に築窯
2019年 現在、和歌山県かつらぎ町にて制作

